先日、小腹がすいたので買いだめしてあった冷凍食品を食べました。
その時、冷凍庫には「具だくさん海鮮炒飯」と「えびピラフ」があったのですが
正直・・・迷いました
なんでって?
だってこの二つの違いがわからないんですもん (><)
具がほぼ同じで「チャーハン」「ピラフ」の違いを迫られた状況。
いやいや「チャーハン」「ピラフ」の違い?知らんよ!
管理人は中華料理店で出てくる「炒めたご飯料理がチャーハン」洋風レストランで出てくる「炒めたご飯料理がピラフ」かな?ぐらい、ふわっと思っていました。
つまり、「同じ料理だけど中華店か洋風店かの違いなんじゃね?家で食べたら同じじゃないさ?」と。
なんだか気持ちがモヤモヤしたので「チャーハンとピラフの違い」を調べみたところ・・・
違いがありました!
この違いアナタは知っていますか?
もし、「知らないよ~」って人は管理人と一緒に「チャーハンとピラフの違い」を学んで
いっちょ賢くなってみませんか? ^^
チャーハンとピラフの違い早見表
その違いはと~ってもシンプル。
「発祥国の違い」と「味付け方法の違い」のたった2つの違いだったのです!
下記の早見表をご覧下さい ^^
チャーハンとピラフ良く似た食べ物だけどどっちがカロリーが高いかご存知ですか?
冷凍食品のチャーハンとピラフのカロリーを用いてどちらが高いか調査しました。
- チャーハンの平均カロリー:310kcal
- ピラフの平均カロリー:214kcal
お店や商品ごとに入れる具材が違うので正確なカロリー数は出ませんが平均してみるとチャーハンの方が高いようですね ^^
下記に調査した商品のカロリーを記載します。
◆ニチレイフーズ
- チャーハン
- 本格炒め炒飯:200kcal
- 本格炒め炒飯 (塩):210kcal
- 辛子高菜炒飯:215kcal
- ピラフ
- えびピラフ:147kcal
- 紀州梅とじゃこのピラフ:149kcal
- 鉄板炒めビーフピラフ:179kcal
- ベーコンペッパーピラフ:195kcal
◆味の素冷凍食品株式会社
- チャーハン
- 具だくさん海鮮炒飯:371kcal
- 具だくさん高菜炒飯:431kcal
- 具だくさん五目炒飯:434kcal
- ピラフ
- 具だくさんエビピラフ:259kcal
- チキンときのこのガーリックバターピラフ:354kcal
ほとんど同じチャーハンとピラフ。
どうして似ているのか?
お互いのルーツ(起源)を調査したら「なぜ?似ているのか?」わかるかもしれませんね?
そんな訳で、アナタに代わって管理人が無駄にチャーハンとピラフのルーツを探ってみました(笑)
チャーハンとピラフの起源
チャーハンとピラフそれぞれのルーツ(起源)を追ってみたところ・・・
ななっなんと!ルーツは同じでした!?
それは、インドの「プラーカ」と呼ばれる料理です。
“チャーハンとピラフの父” とも言える存在はインド料理の「プラーカ」。
鳥、豚などを煮込んだ煮汁でお米を炊き、炊き終わったら煮込んだ肉と炒める料理です。
この米炒め料理の父「プラーカ」が3つの地域(東(アジア)、西(ヨーロッパ)、東南アジア)に伝わって変化していきました。
プラーカ家の家系図
- インド「プラーカ」
- インド「ピリヤ二」(薄味プラーカ)、「プラオ」(濃い味プラーカ)
- アジアルート(東)
- ヨーロッパルート(西)
- 東南アジアルート
※インド内で「ピリヤ二」(薄味プラーカ)、「プラオ」(濃い味プラーカ)に変化
アジアルート(東)
「プラーカ」が二つに変化した後、中国のカシュガル地区に伝えられ「ポール」に変化。
カシュガル地区から東の中国本土に移動し、私たちがよく知っている「チャーハン」に変化します!
そして、中国から韓国へ(「ポックムパプ」)
中国から我が日本へ伝わり日本版「チャーハン」が誕生したのです!!
ちなみに、日本版チャーハンが関西へ渡ったら「焼き飯」が出来ました(なんだか親近感が急にアップしましたね 笑)
プラーカ家の家系図
- インド「プラーカ」
- インド「ピリヤ二」(薄味プラーカ)、「プラオ」(濃い味プラーカ)
- 中国カシュガル地区「ポール」
- 中国「チャーハン」
- 韓国「ポックムパプ」
- 日本「チャーハン」 → 関西「焼き飯」
チャーハンと焼き飯の違い
中国から日本に伝わってきたチャーハン。その後、関西で焼き飯に変わります。
その違いは何なんでしょうか?
日本ではチャーハンと焼き飯の違いは、なぁなぁになっていることが多く区分されていないようです。
しかし、ちゃんと違いがあるので紹介しますね ^^
その違いは炒める順番にありました!
- チャーハン:卵を入れてからご飯を炒める
- 焼き飯:ご飯を炒めてから卵を入れる
関西で変化した背景には関西の食文化「粉物文化」(お好み焼き、たこ焼き など)の影響があります。
関西では関東より小麦粉を食材にした料理を鉄板で焼いたり炒めたりする事が多いため、チャーハンが伝わってきた時にやりやすいように工程を変えたのです。
ヨーロッパルート(西)
中国のカシュガル地区に伝えられ「ポール」が誕生。
そこから西のウズベキスタンで「プロフ」に変化。
ん?
なんだか「ピラフ」っぽくなってきましたね(笑)
そこからトルコへ伝わり「プラウ(ピラヴとも呼ばれる)」に。
そこからフランスに伝わったとき「ピラフ」が誕生したのです!!
そして、フランスからイタリアへ(「リゾット」)。
フランスからスペインへ伝わり「パエリア」が生まれました。
ちなみに、スペインの「パエリア」がアメリカへ伝わった物が「ジャンバラヤ」です。
プラーカ家の家系図
- インド「プラーカ」
- インド「ピリヤ二」(薄味プラーカ)、「プラオ」(濃い味プラーカ)
- 中国カシュガル地区「ポール」
- ウズベキスタン「プロフ」
- トルコ「プラウ」
- フランス「ピラフ」
- イタリア「リゾット」
- スペイン「パエリア」 → アメリカ「ジャンバラヤ」
発祥はフランスじゃない?
上の「ピラフの家系図」を見るとトルコではまだ「プラウ(ピラヴ)」と呼ばれていますよね?
フランスで初めて「ピラフ」と呼ばれたのだから発祥国はフランスでは?
トルコが発祥国と言われる理由
ピラフの発祥国はトルコですが読み方は「ピラウ」です。
「ピラウ」をフランス語読みにするとおなじみの「ピラフ」になります。
ちなみに、洋食で「バターライス」ってありますよね?
これは米とタマネギをバター炒めした後、ブイヨンで炊いたピラフのことなんですよ ^^
東南アジアルート
インドから東南アジア(インドネシア、シンガポール、マリーシア など)に伝わり「ナシゴレン」が誕生しました!
プラーカ家の家系図
- インド「プラーカ」
- インド「ピリヤ二」(薄味プラーカ)、「プラオ」(濃い味プラーカ)
- インドネシア「ナシゴレン」
- シンガポール「ナシゴレン」
- マレーシア「ナシゴレン」
東南アジアルートは東、西ルートと違って「ナシゴレン」連打ですね・・・笑
管理人より
本記事はいかがでしたか? お役にたてたら幸いです ^^
◆今日のおさらい
- チャーハンとピラフは「発祥国と味付け方法」が違う
- チャーハンとピラフのルーツ(起源)はインドの「プラーカ」
◆管理人の感想と考え
ちょっとした疑問からまさかチャーハンとピラフの起源を調査するとは夢にも思っていませんでした。(途中から家系図つくるのが面白くなっちゃいました 笑)
仏教のルーツもインド
数字のゼロのルーツもインド
そして「チャーハンとピラフ」も・・・。
インドってすげーなって改めて思わされた記事でした。
仏教伝来のルーツを探るかのごとく「チャーハンとピラフ」のルーツを紐解く旅。
NHKで取り上げてみませんか?(笑)
と冗談はさて置き、本記事はここで終わりです☆(最後まで読んでいただき感謝感謝であります♪)
アナタも「チャーハンやピラフ」を食べる際、この記事をネタに楽しく食事をしてみてはいかがでしょうか? ^^
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