「陶器と磁器の2種類ありますが、お好みはありますか?」
先日、お気に入りの茶碗を落として割っちゃっいまして・・・しかも
結構高い器。
テンション “ダダ下がり” です。ハイ。
しかし、ゲームならやり直せるが、人生に「もし」はない。
どっかの誰かが言った言葉を自分に言い聞かせ、新しい茶碗を買うことにしました。
毎日使うものだし、せっかくだから良い器でご飯が食べたい!
そんな希望を胸に新しい茶碗を求めそれっぽい和食器屋さんへ。
その時冒頭の「陶器と磁器の2択」を迫られたのですが・・・。
「えっと・・・とっ陶器(陶器?磁器?はて?型が違うとか??)」
両方見たら、なんか違うのはわかるんだけど具体的に何が違うとまでは言えない。そんなレベルの管理人。
よくわからぬまま、あやふやな状態で陶器の茶碗を購入(笑)
当然ながら、家についてから「もっとよく調べておけば色々比較検討できたのに!」と激しく後悔。
。゚(゚´Д`゚)゚。
だから、次行ったらちゃんと選べるように管理人は「陶器と磁器の違い」を調べて頭にインストールしましたが
アナタは「陶器と磁器」違いを見た目で判断できますか?
本記事は「えっ!?知らないの?」と店員に思われたくないアナタだけには見て欲しい。
それでは管理人と一緒に見ていきましょう ^^
見た目で見分けるポイントはコレだ!
それではさっそく陶器と磁器の見た目はどう違うかを簡単に説明しますね。
- 陶器:土っぽい見た目
- 磁器:石っぽい見た目
見た目だけで判断するとこんな感じ。イメージしやすいように実例を出すと
- 陶器:和食器
- 磁器:洋食器
どうですか?頭の中にぽわわーんとイメージが湧いてきましでしょうか?
管理人イメージだと・・・
しかし、これはあくまでイメージであり、目安に過ぎません。和食器であっても磁器でできている器もあります。
見た目だけで判断するのは正直難しいです。(実生活レベルで見る器なら上記で大体正解できる)
なので、見た目以外の項目も追加して見分けの精度を上げていきましょう!
陶磁器とは?
陶器でもなく磁器でもない陶磁器という名称を見たことはありませんか?
答えをズバリ言っちゃいますと・・・
焼き物をかっこよく言うと「陶磁器」です(専門用語)。陶磁器は「陶器」と「磁器」2種類に区別されます。
つまり、陶器と磁器の総称なんですね。
※管理人はてっきり「陶器」と「磁器」のハーフかと・・・以下略。(紛らわしいったらありゃしない 笑)
ちなみに「陶器」と「磁器」の特徴(ポイント)をあげますと
- 陶器:吸水性があるため使うごとに風味がまして変化を楽しめるのがポイント!
- 磁器:電子レンジで使用でき、軽くて丈夫。利便性がポイント!
陶器は土の使用量が多いため、柔らかな質感で土の温もりを感じさせてくれます。
それに対して、磁器は陶器より固いので家庭用の食器に多く使われているんですよ♪
より詳しく下記の一覧表(性質の違い)を確認してください ^^
陶器と磁器の見分け方一覧表(性質の違い)
陶器と陶器の性質の違いは主原料の含有量の差です。
- 陶器は「土物(または陶土)」とも呼ばれ主成分は「土(粘土)」
- 磁器は「石物(または陶石)」とも呼ばれ主成分は「石(岩石)」
主原料の違いで、性質が違った変化をします。
そこで、違いをサッと確認できる一覧表を作りました!一緒に見ていきましょう~♪
陶磁器の弱点とは?
陶磁器は急激な温度変化に弱い器なので以下を注意してくださいね ^^
- 急に熱いお湯を注ぐ(器が冷たい状態)
- 直接火にかける(危険です!絶対にやめましょう!)
- 熱い器に冷たい水をかける(オーブンから出したあと 等)
- 器内で温度差を生じさせる(チョコレートを載せてレンジでチンした時など載せた部分が他より熱くなる)
また、陶器で「電子レンジ・オーブン」が使用できる物も一部あります。直火に関しても耐熱陶器の場合は大丈夫ですよ~♪
どうですか?見た目だけではなく結構違いってあるもんですね ^^
でも、ぶっちゃけ
「なんでも鑑定団」レベルじゃない、私ら素人に上記の違いは逆にノイズになっちゃいません?(笑)
そこで、素人でも簡単に見分けられる管理人オススメの方法を紹介しますね♪(パンピー管理人はもっぱらコレで見分けてます ニヤリ)
オススメの見分け方は音と肌触り!
それでは、さっそく管理人オススメの見分け方・・・それは
「音」と「肌触り」の2点!
雑学として細かい性質の違いなどは覚えておくと良いですが、売り場ではサッと確認したいですよね? ^^
ではでは、まず「音」の違い。
割らない程度にデコピンして音を出してみましょう。
- 陶器:コンコン(低く鈍い音)
- 磁器:カンカン(高い金属音)
音で見分けたらさらに「肌触り」で違いを確認します。
- 陶器:ザラザラした肌触り(土器っぽい)
- 磁器:ツルツルした肌触り(ガラスっぽい)
ちなみに、管理人が触れた時に感じたイメージは
陶器は土の素朴な風合いが感じさせる土器のような雰囲気があり、土の暖かいさに触れるたようなイメージ。
反対に磁器はツルツルとした白いガラスを触れたようなイメージ。
こんな感じ ( ̄ー ̄)
しかし、肌触りで見分ける方法では残念ながら「あれ?どっち」って時がぶっちゃけあるんです!
それは・・・焼き物に使用する「釉薬(ゆうやく)」という上薬の影響で「ザラザラ」「ツルツル」がわかりづらい場合があるんですね。
でも!大丈夫です!
そんな場合でも判別する方法がありますので説明します。
それでは手にとった器をひっくり返してみてください。器が富士山のような状態になりましたか?
そしたら富士山の火口部分を触ってみましょう!
その部分には焼くときに台に設置している部分だから釉薬(ゆうやく)が付いていないんですね。
だから、陶器なら「ザラザラ」磁器なら「ツルツル」していますよ ^^
和食器の各部の呼び方は?
先ほど、ひっくり返した器を富士山に例えて説明しましたが、フォーマルな席で富士山はアレなんで(笑)
和食器の各部の呼び方を紹介しますね♪
- 高台内(こうだいない)
- 畳付
- 高台(こうだい)
- 腰
- 胴
- 茶溜まり
- 見込み
- 口緑
管理人はぶっちゃけ一箇所も知りませんでした(ちなみに画像の茶碗は100均の磁器茶碗 もう割りたくないモン 笑)
アナタは知ってました? ^^
最後に管理人より
本記事はいかがでしたか? お役にたてたら幸いです ^^
せっかく読んでも、悲しいかな人間は忘れていく生き物。
なので、おさらいだけは是非是非持って帰ってくださいまし♪(忘れっぽい人はブックマークが吉であります! (`・ω・´)ゞ敬礼っ)
◆今日のおさらい
- 見た目で見分ける場合:土っぽい陶器、石っぽい磁器
- 肌触りで見分ける場合:ザラザラの陶器、ツルツルの磁器
- 音で見分ける場合:コンコンの陶器、カンカンの磁器
◆管理人の感想と考え
どうですか?ニセ陶芸家レベルまで見分ける力が上がったんじゃないですか?(笑)
管理人はお年を召してきたのかもですが、日本を感じさせてくれる陶磁器に興味がわいてきた今日この頃。
いい大人なんだから、そろそろ渋いオーラを放つ器を一つは持っていてもいいかもしれませんね。(さらば100均茶碗♪)
ちなみに、管理人は落として茶碗を割ってしまいましたが、焼き物が割れる(部分破損)確率が最も高いのは
ジャーっと洗う時!
食器洗いしている時は要注意であります! (`・ω・´)ゞ敬礼っ
また、洗う時に
- 長時間のつけおき
- 熱湯での洗浄
は、腐食と破損の原因になるのでやめましょう。(温度の管理もあってデリケートな器です ハイ)
それではこれで、本記事は終わりになります☆(いつも最後まで読んでいただき心より感謝)
有田焼とか瀬戸焼きとか高いものじゃなくても、和雑貨屋さんにお手頃価格で意外と良い風合いの器があります。
アナタも散歩がてら陶磁器を手にとって目利きしてみてはいかがでしょうか? ^^
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和食器は政治家がいそうな料亭で刺身の盛り合わせに使ってそうな皿。洋食器は真っ白で円い皿。(白いキャンバスにオムレツがとろーん みたいな 笑)
こんな感じ ( ̄ー ̄)